矯正治療を専門とするクリニック
日本矯正歯科学会臨床指導医と日本矯正歯科学会認定医は、共に日本矯正歯科学会によってその資格が厳しく定められています。
特に日本矯正歯科学会臨床指導医は、日本矯正歯科学会が2006年に設立したライセンスで、認定医の資格を持つ矯正医が、さまざまな症例の提示と試問審査に合格(2 次試験)し、更に学術大会での3 次試験に合格した受験者に与えられる、極めて基準の厳しいライセンスです。
日本矯正歯科学会臨床指導医、指導医、認定医の資格は、一度獲得すれば永続するものではなく、これらの資格を得るためには5年毎の更新が必要な大変厳しい制度です。
【日本矯正歯科学会臨床指導医】
2006年にスタートした資格です。
- 認定医資格を取得後、2回以上更新試験に合格していること
- 最近10年以内に矯正臨床に関する論文、著書または学会発表があること
- 学会の指定した10種類の治療例を提示して最低基準をクリアすること
- 口頭試問に合格すること
【日本矯正歯科学会指導医】
12年以上矯正歯科診療に専従し、研修機関にて3年以上の教育・研究にあたったものが「日本矯正歯科学会指導医」となる資格を持ちます。
- 13年以上日本矯正歯科学会の会員であること
- 認定医の資格取得後、大学において3年以上の教育指導歴があること
- 学会の定める試験に合格すること
【日本矯正歯科学会認定医】
矯正歯科医療に関し、適切・十分な学識と経験を有する歯科医師を学会が認定します。
学会が指定する研修機関(大学病院等)において、5年以上の矯正歯科臨床経験を持ち、学会の審査に合格したものが「日本矯正歯科学会認定医」となります。
- 5年以上日本矯正歯科学会の会員であること
- 2年以上大学の矯正科で研修した後、日本矯正歯科学会臨床指導医・指導医の下で3年以上矯正歯科に専従すること
- 学会誌に論文を発表し、試験に合格すること
【一般学会員】
会費を支払えば誰でも会員になれます。
会員であることと資格があることは全く別のことです。
【日本舌側矯正歯科学会 認定医】
この制度は、舌側からの矯正歯科医療の高度な水準の維持と向上をはかり、社会に適切な医療を提供することを目的としています。舌側矯正医療に関して適切かつ十分な学識と治療技術および経験を有し、認定医試験に合格した矯正歯科医が取得できる制度です。
現在全国に舌側矯正認定医資格者は60名です。