Case12過蓋咬合の治療について(裏側の治療)
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初診時
主訴 :八重歯を治したい
診断名 :過蓋咬合
初診時年齢 : 22歳4ヶ月
期間 : 2年10ヶ月
装置 : カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(Incognito : 薬機法対象外)
抜歯部位 : 左右の上顎第1小臼歯
費用 : 94万(税抜)
※治療上のリスクとして歯肉退縮、顎関節症、歯根吸収、カリエス、失活歯、クラック、根の露出、骨隆起、歯周病治療があります。 また、治療には個人差があります。あくまでご参考とお考え下さい。
詳しくは「矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について」をご覧ください。
治療開始時
前歯部の噛み合わせが深く、上顎左側犬歯は第一、第二小臼歯の外側にあり転位している状態でした。
上顎第一臼歯を抜歯することにしました。
1ヶ月後
抜歯が終わり、犬歯にも装置をつけました。
上下前歯部の正中は合っていません。
3ヶ月後
左側犬歯を歯列内に誘導しましたが、歯冠だけが移動し歯根は元の位置に残ったままです。
この歯根を正しい位置にすることは大変困難です。
7ヶ月後
犬歯の歯冠は歯列内に収まりましたが、歯根は移動していません。
犬歯の影響で下顎に少しスペースができてきました。
1年後
抜歯スペースの閉鎖に努めています。
1年6ヶ月後
少しずつスペースを閉鎖し、前歯部の深いかみ合わせを浅くしています。
2年後
抜歯スペースはかなり閉鎖してきました。
2年3ヶ月後
さらにスペースは閉じ犬歯の歯根は少しずつ移動しています。
2年9ヶ月後
抜歯スペースは閉鎖し、上下前歯の正中が合ってきました。
2年10ヶ月後
矯正装置を外し動的治療が終わりました。矯正期間は少し長くかかってしまいました。犬歯の歯根の移動はやはりかなり困難でした。でもきれいになってよかったですね!!