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Case12過蓋咬合の治療について(裏側の治療)

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Case12過蓋咬合の治療について(裏側の治療)

  • 2022年6月8日

初診時

主訴 :八重歯を治したい
診断名 :過蓋咬合
初診時年齢 : 22歳4ヶ月
期間 : 2年10ヶ月
装置 : カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(Incognito : 薬機法対象外)
抜歯部位 : 左右の上顎第1小臼歯
費用 : 94万(税抜)

※治療上のリスクとして歯肉退縮、顎関節症、歯根吸収、カリエス、失活歯、クラック、根の露出、骨隆起、歯周病治療があります。 また、治療には個人差があります。あくまでご参考とお考え下さい。
詳しくは「矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について」をご覧ください。

 

治療開始時

前歯部の噛み合わせが深く、上顎左側犬歯は第一、第二小臼歯の外側にあり転位している状態でした。

上顎第一臼歯を抜歯することにしました。

 

1ヶ月後

抜歯が終わり、犬歯にも装置をつけました。

上下前歯部の正中は合っていません。

 

3ヶ月後

左側犬歯を歯列内に誘導しましたが、歯冠だけが移動し歯根は元の位置に残ったままです。

この歯根を正しい位置にすることは大変困難です。

 

7ヶ月後

犬歯の歯冠は歯列内に収まりましたが、歯根は移動していません。

犬歯の影響で下顎に少しスペースができてきました。

 

1年後

抜歯スペースの閉鎖に努めています。

 

1年6ヶ月後

少しずつスペースを閉鎖し、前歯部の深いかみ合わせを浅くしています。

 

2年後

抜歯スペースはかなり閉鎖してきました。

 

2年3ヶ月後

さらにスペースは閉じ犬歯の歯根は少しずつ移動しています。

 

2年9ヶ月後

抜歯スペースは閉鎖し、上下前歯の正中が合ってきました。

 

2年10ヶ月後

矯正装置を外し動的治療が終わりました。矯正期間は少し長くかかってしまいました。犬歯の歯根の移動はやはりかなり困難でした。でもきれいになってよかったですね!!

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