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Case16上顎前突の治療について(裏側の治療)

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Case16上顎前突の治療について(裏側の治療)

  • 2022年10月3日

初診時

主訴 :出っ歯を治したい  
診断名 :上顎前突
初診時年齢 : 32歳1ヶ月  
期間 : 2年6ヶ月  
装置 : カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(Incognito : 薬機法対象外)  
抜歯部位 : 左右の上顎第一小臼歯
費用 : 105万(税抜)

治療上のリスクとして歯肉退縮、顎関節症、歯根吸収、カリエス、失活歯、クラック、根の露出、骨隆起、歯周病治療があります。 また、治療には個人差があります。あくまでご参考とお考え下さい。
詳しくは「矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について」をご覧ください。

 

治療開始時

口蓋に矯正用インプラントスクリューを埋入し、上下の歯の裏側にできるだけ多くの装置を装着しました。出っ歯を改善には前歯を後方へ移動するためのスペースが必要です。このため上顎第一小臼歯の抜歯依頼をしました。

 

1ヶ月後

抜歯が終わり上顎犬歯にも装置を装着しました。

 

2ヶ月後

抜歯部の傷は治り、ワイヤーに歯が馴染んできました。

 

5ヶ月後

ワイヤーの太さを変更し、上顎前歯を後方に移動することにしました。

そのため口蓋の矯正用インプラントスクリューに付属の装置を装着し、前歯に後上方に引っ張り始めました。

 

6ヶ月後

少しずつ上顎前歯は後上方に移動し始めました。

 

8ヶ月後

少しづつ上顎前歯は上方へ移動しています。下顎左側の第一、二大臼歯の間に隙間ができています。これは第二大臼歯が少し前方に倒れていたので後方に起こしていることによる隙間です。

 

1年後

上顎前歯の移動とともに、下顎左側の第二大臼歯を前方に移動しています。

出っ歯はかなり改善しています。

 

1年5ヶ月後

さらに抜歯スペースは閉じています。

 

1年7ヶ月後

 

左側に比べ右側のスペースの閉じ方が遅いようです。

 

1年10ヶ月後

右側のスペースがようやく閉じ始めました。

 

2年2ヶ月

抜歯スペースはかなり閉じましたので、微調整を開始しました。

 

2年4ヶ月後

移動はほぼ終了しました。

 

2年6ヶ月後

 

ようやく装置が外れました。

出っ歯はすっかりなくなり、側貌において口唇の突出感はなくなり、非常に良いプロファイルが得られました。

前歯部の深いかみ合わせも改善しました。

良かったですね!!

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