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Case14上顎前突の治療について(表側の治療)/

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Case14上顎前突の治療について(表側の治療)/

  • 2022年7月25日

初診時

主訴 :出っ歯を治したい  
診断名 :上顎前突
初診時年齢 : 15歳2ヶ月  
期間 : 2年8ヶ月  
装置 : 透明な矯正装置  
抜歯部位 : 左右の上顎第1小臼歯
費用 : 82万(税抜)

治療上のリスクとして歯肉退縮、顎関節症、歯根吸収、カリエス、失活歯、クラック、根の露出、骨隆起、歯周病治療があります。 また、治療には個人差があります。あくまでご参考とお考え下さい。
詳しくは「矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について」をご覧ください。

 

治療開始時

上顎前突であり、下顎前歯部にも叢生があり、上下第一小臼歯を抜歯することにした。

Level Anchorage Systemで治療する計画で、step1として抜歯はこの時点では行わず、上顎歯列弓を整えることにした。

 

1ヶ月半後

上顎歯列が整いはじめました。

 

半年後

上顎歯列弓が整ったので、step2として下顎第一小臼歯を抜歯し、後方の歯のレベリングを行っている。

上顎前歯を後方に移動するために口蓋側に矯正用インプラントを埋入した。

 

11ヶ月後

下顎後方歯は整ってきました。

 

1年2ヶ月後

step3として下顎犬歯を後方へ移動させはじめました。これにより下顎4切歯を並べる隙間を作ります。

 

1年3ヶ月後

step4として下顎4切歯に装置を装着し叢生を改善します。

 

1年6ヶ月後

下顎4切歯が並びましたのでstep5として上顎第一小臼歯の抜歯を行いました。

次にstep6として上顎6前歯の後方移動を開始しました。その際、抜歯スペースを上顎6前歯の移動にすべて利用できるように、矯正用インプラントスクリューとパラタルバーを結び、上顎大臼歯が前方移動を防ぎました。

 

1年11ヶ月後

上顎6前歯は後方に移動しながら、さらに上方にも動き下顎前歯が見えてきました。上下の抜歯スペースが徐々に閉鎖してきました。

 

2年2ヶ月後

左上の抜歯スペースを残し頬抜歯スペースは閉鎖してきました。上下の正中は合っていませんので、合うように調整しています。

 

2年6ヶ月後

 

すべての抜歯スペースは閉鎖し正中も合ってきました。さらに微調整しています。

 

2年8ヶ月後

装置が外れました。

上顎前突はなくなり側貌も改善し、きれいなプロファイルが得られました。

叢生も改善しきれいなアーチフォームが出来上がりました。良かったですね!

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