【過蓋咬合】歯の表側からの矯正

主訴 : 前歯のガタガタ 　
診断名 : 過蓋咬合
初診時年齢 17歳3ヶ月　
前歯の凸凹が気になって来院しました。
前歯部での叢生は強く、かみ合わせは深いため下の前歯が見えていません。いわゆる過蓋咬合（かがいこうごう）に分類されます。
抜歯部位 : 左右の上顎第１小臼歯2本　
期間 : 2年4ヶ月　
装置 : マルチブラケット装置　
費用 : 85万(歯科矯正用アンカースクリュー込み）（税抜）　

※治療上のリスクとして歯肉退縮、顎関節症、歯根吸収、カリエス、失活歯、クラック、根の露出、骨隆起、劣成長、歯周病治療があります。 また、治療には個人差があります。あくまでご参考とお考え下さい。
詳しくは「矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について」をご覧ください。

上顎第一小臼歯だけを抜歯する計画です。上顎のすべての歯に装置を装着しました。

前歯部の凸凹は改善しアーチが整ってきました。

上顎第一小臼歯を抜歯しました。口蓋に歯を引っ張る固定源として歯科矯正用アンカースクリューを埋入し、大臼歯をアームでしっかり固定しました。また、下顎には４切歯を除く歯に装置を装着しました。

下顎臼歯部の叢生が改善してきましたので、４切歯にも装置を装着しました。
上顎前歯はかみ合わせを浅くさせながら、後ろへ移動させています。

上顎の抜歯スペースは少しずつ閉じてきております。

さらにスペースは閉じ前歯部のかみ合わせは浅くなってきており下顎前歯の装置が見え始めました。

スペースはほぼ閉じました。さらにかみ合わせが浅くなり、下顎切歯がよく見えるようになりました。上顎のアームの形を変え上顎第２大臼歯を歯列内に誘導しています。

アームを外し微調整を行っています。

ようやく装置が外れました。前歯の叢生は改善し、かみ合わせは浅くなり、きれいなアーチが出来上がりました。治療期間は２８ヶ月でした。